落とし物の財布を届けようとした男性、落とし主の少年に殴られる

今月28日、埼玉県三郷市の駅で、あるひどい事件が起こりました。まあタイトルのとおりなんですが、23歳男性が拾った財布を届けようとした矢先、落とし主である建設作業員の18歳の少年がそれを見つけ、盗まれたと疑った挙句に暴行を受けたというものです。
もう落とし物は見て見ぬふりするのが一番賢いんじゃないかと思ってしまう内容ですが、今回話題にしたいのは、この18歳少年は「『強盗』致傷容疑で捕まっていると」いうことです。物の所有については、誰もが知ってる「所有権」とは別に「占有権」というものがあります。この「占有権」はある契約で物借りた際に、元の所有者に不当に取り上げられない為にあるのですが、それが今回のケースでは落とし物を拾った男性に適用されたということです。拾った男性はそれを持ち主に返す義務がありますが、例え本人でも、不当にそれを引ったくるような真似をすると捕まってしまうんですね～。
ちょっと難しいお話でしたが、この辺で。

元ニュース：http://www.saitama-np.co.jp/news10/29/05.html